医療・健康

健康コラム

歯の矯正(2)

2009年05月19日(火)

矯正歯科医院の選び方

歯科矯正治療には確かな判断と技量が大切
まずは多くの情報収集を

 現在学校での歯科検診は、虫歯のほか、歯のかみ合わせ(不正咬合)もチェックするようになりました。このようなこともあり、矯正の意識は高くなっているものの、矯正治療は「保険が適用されない」ことや「どこで治療を受けたらいいのかわからない」ということがあり、なかなか踏み出せないということも大いにあると思います。
 歯科医師は、全国に約10万人(2006年末、厚生労働省調べ)。仙台市の歯科医院数は563軒にのぼります。歯科医院は歯科、小児歯科、口腔外科、矯正歯科の4つの診療科目の表示が可能ですが、歯科医師免許があれば、専門医の資格や経歴、診療実績を問わず、どの診療科目を表示してもよいことになっています。。
 実際歯学部での6年間は学ぶ内容が多岐に渡るため、矯正については導入程度。歯科医師国家試験に合格後1年の研修医を経た後、指定研修機関の卒後教育課程で3年〜4年学び、さらに研さんを重ねなければ、正直なところ矯正治療は難しいものです。
 このようなことから、より専門性を重視したいなら、矯正歯科の専門医がいるところを受診すべきでしょう。現在仙台市内で矯正歯科医院を標榜する歯科医院は170軒。その中でも、
(1)矯正歯科専門医が開業
(2)矯正歯科専門医が歯科、小児歯科などの複数科名で開業
(3)一般歯科医が矯正歯科専門医を雇用(非常勤が多い)
(4)一般歯科医が複数科名で開業。簡単な相談のみ応じ専門医を紹介(または独学で治療)
の4つに分けられます。市内では、矯正歯科医院単科を標榜が15軒、矯正歯科専門医が常駐するのは23軒となっています。

セカンドオピニオンも必要と考えて
 矯正歯科を知るには、各医院、または日本矯正歯科学会(治療内容や認定医制度)や保健所(医療施設と標榜科目)などのホームページなどで情報を入手すること。また治療を受ける前には納得がいくまで相談することが大切です。ときにはセカンドオピニオンを求めて、他の歯科医師の意見を聞くことも患者さんの権利です。
 矯正は一人ひとりと長い付き合いとなり、矯正歯科医は口腔内のコーディネーターの役割もあります。ぜひ納得の上で、よりよい治療を受けていただきたいと思います。


(取材協力/佐伯デンタルオフィス矯正歯科医院院長・佐伯修一さん)